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Before プラナン ヨセミテから帰る車の中で特別講師の杉野さんから「プラナンはヨセミテと180度異なるクライミング」と聞いていた。 勝手にヨセミテ派(トラッド・クライミング派)のつもりでいる私も、 プラナンで「反トラッド派」ワールドを覗いてみることにした。 結論から言うと「改宗」とまでは行かなかったけれども、 素直に「ここを登りたい」という気持ちにさせてくれる素晴らしい内容を持った世界だった。 |
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| このボートで滞在先のプラナンビーチへ渡る | プラナンの大岸壁が見えてきた |
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クライミング@プラナン プラナンの岩山はサンゴ礁の石灰岩が隆起してできたものだ。 波打ち際は波によって浸食され、極端な前傾壁をなし、 岩の上からは雨によって形成された巨大な鍾乳石が垂れ下り、非常に複雑な壁面を作っている。 ホールドはガバ、ピンチがほとんどでかかりの良いポケット少々。 これらを利用したダイナミックなクライミングがプラナンの醍醐味だ。 岩がサンゴ礁の化石なので剣山のように尖っている部分も多く、スタンスも思ったほど悪くない。 私のような「被り物苦手」クライマーでも手がガバでスタンスが悪くないのなら、多少は頑張ることができる。 1月のプラナンはハイシーズンで、日陰である限り人気エリアは朝早くから多くのクライマーで賑わっていた。 私たちが、今年どのようなルートを登ったかは別表を参照してほしい。 参加メンバーは各々6日間で20本以上のルートにトライし、その多彩な面白さを満喫したと思う。 私は「ヨセミテ向け春季キャンプ」のつもりだったが、フレークの形がライオンの横顔に見える The Lion King 6c+ でコテンパンにやられ、 DWSで癒されてからは「ちょっとだけ」本気モードになっていたことを白状しなければならない(しなくてもバレバレだ)。 プロテクションも全体としては、杉野さんが感心するほど整備されていてリードしやすい。 |
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| 複雑な形状ゆえにこんな格好にもなってしまう | かなり本気モード | |||
| しっかり整備された終了点 | ||||
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ディープ・ウォーター・ソロ(DWS) これはレスト日の企画。ビーチから15分ほどの距離にある小さな島にカヤックで漕ぎ出し、 適当な岩場に取り付き、好きなところを登って最後に海にダイブするものだ。 と言うと聞こえはいいが、クリス・シャーマばりの見事なフリー・ソロを見せたのは杉野さんだけで、 他のメンバーは取り付から4mほど先のテラスに上がれず、尽く海に墜落したのであった。 しかし暑くて埃っぽいクライミングエリアを一時抜け出し、クライミングと水遊びを融合させたDWSは、 爽快で良いリフレッシュとなった。来年はダメにしてもいい古いクライミングシューズをDWS用に持っていこう。 |
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| カヤックで漕ぎ出すと | こんな神秘的な景色が見られた | カヤック転覆!!荷物が散乱、あ〜あ |
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| ボチャンッ!! | ||||||
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タイは暑っ!辛っ!甘っ!気持ち良っ! 1月のタイは乾季の真っ只中で1週間、雨は一滴も降らなかった。 朝夕は大分ましだが、日中は東京の真夏と変わらない暑さだ。 そんな中で毎日クライミングを続けたため、夏バテ状態になってしまい、 私は最終日にはクライミングはおろか外へ出歩く元気さえもなかった。 タイ料理の激辛はよく知られているが、激甘もあり特にアイスコーヒー(アイコッ!と発音しよう)は要注意だ。 もっとも1日の90%以上を裸で過ごし、現地人化していた某男性ゲスト、 そして Climbing Nike には気候や食事など全く問題とならなかったようだ。 あの Nike パワーの源の一つは彼女達が入り浸っていたタイ・マッサージだ。 確かに夕食後、寝る前のマッサージは気持ちよく、私もマッサージ中に寝込んでしまい途中で起こされてしまった。 |
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| 辛っ! | 甘っ! | 旨! |
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| 最後まで元気だったClimbing Nike達といつも裸の吉川さん | ||||
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After プラナン 私が石灰岩に対して持っていた先入観は今回のツアーで随分変わった。 結局のところ、石灰岩だろうと花崗岩であろうと「ここを登りたい」 という気持ちを突き動かしてくれる壁とラインがあるかどうかだ。 そしてプラナンには間違いなくそれがある。 しかしプロフェッショナルの手助けがなければ、 私が限られた時間でプラナンのエッセンスを堪能することはできなかったであろう。 エリアやルートセレクション、アドバイスを頂いた杉野さん、阿部さん、小田さん、 私達がクライミングに専念できるように旅程準備をしていただいたYFスタッフに心から感謝。 また最終日前夜に体調を崩し、心配をおかけしたこともこの場を借りてお詫びしたい。 もちろん、この楽しい旅を共有できた仲間にも深謝。 そして「現地の方」には「コォップクン クラッ(ありがとう)」。 次はオーストラリアのアラプリーズ(南半球のトラッド天国)、 ギリシャのカリムノス島(エーゲ海に浮かぶ石灰岩天国)にも行ってみたいな。 阿部さん、オーダー入れても良いですか?YFクラブの海外クライミングイベントは今後も目が離せないぞ。 (YFメンバー) |
| 参加メンバー | ||||
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| 月日 | エリア | ルート | グレード |
高度 (m) |
一言コメント | |
| 1/21 | Muay Thai | 1 | Nuat Hin | 6a+ | 15 | 軽くアップ |
| 2 | Muay Thai | 6b+ | 15 | 周りを良く見ましょう そこには巨大コルネ | ||
| 3 | Chicken Head | 6c+ | 13 | 核心のガバを取っても足がない・・・ | ||
| 4 | Orange Tears | 7a | 15 | 窮屈なアンダーから遠いカチ・・・ 一番嫌い系 | ||
| The Keep | 5 | Gengis Bond | 6b | 32 | イースト・ライレイの眺め素晴らしいロングルート | |
| 6 | Bottom Feeder | 6b | 23 | 肘を入れてしまうのが核心ムーブだ | ||
| 7 | Nut Cracker | 6c | 25 | ヨセミテにも同じ名前のルートがあるが全然違う内容 | ||
| 1/22 | Escher Wall | 8 | As Far As Siam | 6a+ | 15 | 洞穴に入りたくなるが入ると出るのが大変 |
| 9 | Mekong Crazy | 6a+ | 15 | トッド・スキナーの作と知ったのは帰りの飛行機の中 | ||
| 10 | Freedom Of Friends | 7a+ | 21 | 縦ホールド遠い・・・足ない・・・まだその先悪い 杉野さん曰く「おもしろい」 | ||
| Wee's Present Wall | 11 | A Man Can Tell 1000 Lies | 6a | 15 | A woman can tell 10000 lies 巨大コルネチムニー | |
| 12 | Hello Christine | 6a+ | 20 | 突然、足元がつるつるに | ||
| 13 | Same Same But Different | 6b+ | 20 | 出だしはヨセミテボルダーに似たムーブをやったような気がする | ||
| 14 | Tarte Au Poil | 7c+ | 27 | 無謀にも取り付いた5.12d/13a | ||
| 1/23 | Dum's Kitchen | 15 | The Lion King | 6c+ | 12 | このエリアの大人気ルート |
| 16 | Reminiscence | 7a+ | 22 | これもトッド・スキナーの作 | ||
| Happy Island | Deep Water Solo | クライミングと水の相性がこんなに良いなんて・・・ | ||||
| 1/24 | Thaiwand Wall | 17 | Getting To Know You | 6b | 25 | ハングの先に見えたのはツルツルのスローパー |
| 18 | The Sluggard Princesse | 6b | 28 | 17の右 | ||
| 19 | Fit To Be Thaid | 6a+ | 25 | 足元すっぱり切れ落ちた高度感&露出感のあるルート | ||
| Wee's Present Wall | 20 |
Ling Rong Hei (Monkey Crying) |
6b+ | 20 | 猿は泣かず軽く一撃 | |
| 21 | Low Seasons | 6c | 20 | 「かっ剥ぎ」ルート 杉野さん曰く「6cとは思えん」 | ||
| 22 |
Mot Khao Ta (Ant Enters Eyes) |
7b | 20 | このルートを登っているときに蟻が目に入ったんでしょう 確かに蟻は多い | ||
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The Nest Wild Kingdom |
23 | Mutual Of Omaha | 6c | 25 | 10mの大フォールの上にロープバーンのお土産付 F***!! | |
| 24 | Freedom Of Safari | 7a | 28 | 終了点のガバを取るクロスムーブが素敵 | ||
| 1/25 | The Defile Exit | 25 | Monkey Gone To Heaven | 6b | 12 | これがあの前向きステミングルート |
| 26 | Baboo's Ass | 6b | 12 | ひどいルート名だが岩の色のことかな | ||
| 27 | Khao Pat Gai | 7a | 12 | 25の右 | ||
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The Nest Wild Kingdom |
Mutual Of Omaha | 6c | 25 | 前日含め4回目でRP | ||
| 28 | Concrete Jungle | 6c+ | 25 | 確かにコンクリートの瓦礫を積み上げたような感じ | ||
| Freedom Of Safari | 7a | 28 | 阿部さんRP 終了点ガバを掴みながら落ちそうになり 杉野さんから往復ビンタを食らうところだった あの手でビンタを張られた日には・・・ | |||
| 1/26 | Dum's Kitchen | The Lion King | 6c+ | 12 | 小田さんシャワーの時間を削ってまで粘りRP | |
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The Nest Wild Kingdom |
Reminiscence | 7a+ | 22 | 阿部さんRP | ||
| Concrete Jungle | 6c+ | 25 | RPまでもう少しだったらしい |
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